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玉本奈々 ~ 命の力をとらえるEdward M. Gomez  

 投稿者:アートデアート・ビュー  投稿日:2020年 4月21日(火)18時14分37秒
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  玉本奈々 ~ 命の力をとらえる

富山県出身の若手アーティスト、玉本奈々は、美術大学でファイバーアートを学び、卒業後はファション業界で働いていた。その後、人生と仕事に対する 意識に重大な影響を及ぼした病を患ったことで、持てる時間とエネルギーのすべてを創作に充てることを決意した。

玉本は、奔放さと慎重さとの見事な調和によって色鮮やかな抽象的作品を創り出す。色彩、形、質感がもたらす表現の力を彼女が本能的に体得していることは、概して神秘的で不確かな情感に包まれたその作品を見れば明らかだ。彼女は各作品に創作時の感情や心理状態を表す題名を付けるが、それでもある意味、創造への衝動から湧き上がるパワーそのものこそ、彼女の作品の真の主題であると言えるだろう。

このような玉本の絵画の特性は、数々の古典的なアール・ブリュットの作家の精神を思い起こさせる。彼らは皆、深く個人的な事情から作品を生み出した。そして大抵、自分が創作せずにはいられない理由を説明できなかった。しかし、魂から流露する創造の力を、触覚的、視覚的に形作らなければならないことは分かっていた。

玉本は繊維素材の断片を縫い上げ、破けたドームのような形状の丸いもの、あるいは木の根や生物の組織にも似た筋状の帯を造形し、それを絵画に用いる。強烈な絵肌と異様な素材による彼女の画風には、ヨーロッパのアンフォルメルや日本の具体美術協会の作家たちのような、戦後間もない頃の前衛芸術との親近性を見ることができるだろう。当時の作家たちは、変わった材料を用いて実験を行い、新しい構成を考え出して、絵画の内容や外観がいかにありうるかという様式化された既存の解釈に戦いを挑んだ。絵画の表層は、絵の具と様々なコラージュの素材が取り合わされる実験室(または戦場)と化した。時にキャンバスは切り裂かれ、また絵画というよりは彫刻に近いオブジェとなった。

同じように玉本の絵画の表面も、抑えきれないエネルギーと魔法のような変容によって息づいている。画家は自らの信念を語った ---「純粋な心」を持つこと、そして真摯な姿勢で世界と向き合い、哀れみと思いやりの気持ちを育んで生きることが大切だと。玉本奈々の絵画と人生観は、彼女が創作によって祝福する不滅の生命力を見つめる営みへと、鑑賞者を誘ってくれる。

Edward M. Gomez
ジャーナリスト
作家
評論家
キュレーター

https://ntmint.jakou.com/

 
 
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