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玉本奈々 若き芸術家の情熱に触れて 山崎明子

 投稿者:若き芸術家の情熱に触れて 山崎明子  投稿日:2021年 9月16日(木)08時31分6秒
返信・引用
  若き芸術家の情熱に触れて

「東京は、からっ風が吹くやろ。乾燥は作品にも良くないし」。今年3月大阪の仕事場兼住居を訪れたのは、雨の降る土曜の昼下がりだった。「100年は作品をもたせなあかん」と彼女はいう。そこには、芸術世界に生きる者としての誇りと決意が込められている。その力強さは、数々の作品を生み出し、独自の世界観で観客を魅了してきた道のりに裏付けられている。

富山県に生まれた。絵画の基礎修行のため、中学、高校には美術学校のある京都と実家の半々の生活を送ったという。この時点で、芸術に対する並々ならぬ使命感を感じさせる。やがてフィールドを油彩、ファイバーアートと広げ、テキスタイル・デザイナーとしてアパレルメーカーに就職。服地の開発や、染織も行い、伝統的な緞帳なども手掛けた。どの分野でも才能を発揮した。だが、自分を完全に表現しきれなかったという。

芸術家「玉本奈々」として一個の存在を極める-。それまでの道のりは、その手法を探す過程だったのだろう。肉体的・精神的限界、賞賛と羨望を超えて、現在の表現方法にたどり着いたのは24歳の時だった。布や糸を加工して質感を変えたものをキャンバスに貼り付け、さらに彩色を施す。平面のようで、立体感を持つこの手法は、全く独自のもので、見てすぐに、玉本の作品と分かる。まさに、「オンリーワン」の輝きを放っている。もちろん、磨き抜かれた基礎、布という素材への精通、また、これも彼女の天性である“人の心に寄り添う技術”が、作品に輝きを添えていることはいうまでもない。「100年残る作品」を生み出すための試行錯誤はとどまるところを知らない。

作風も十分に個性的だ。柔らかな輪郭と、緩やかな色調は、観る者をそっと包み込むようであり、突如としてキャンバスに現れる黒や奇抜な物体は、一気に突き放してしまう。彼女の作品は、安易な鑑賞を許さない。しかし、心をつかみ、目をそらすことができない。それは、単に美術品の均整のとれた心地よさだけでなく、不完全や、裏切りといった、人間の負の側面を許容し、割り切れない人間の本質にと正面から向き合っているからだ。

「見透かされる」というファンも多いという。彼女の作品と向き合うのなら、自分の心も見据えなければならない。彼女自身、「人間の精神世界に興味がある」という。彼女の視点は、可視的なばしょにはないのかもしれない。

恐らくは、今回の展示の軸となる作品、「マント」を例にとろう。「マントは覆い隠すものだと思っていた。でも吊るしてある洗濯物にさえ、着る人を感じてしまう」という彼女の感性が形となった作品だ。

黒く滑らかな女性型トルソーに、セクシーな赤いランジェリー。しかし、肩に掛かるマントの表層は、至る所が青や黄に隆起し、内なるものが溢れ出しそうだ。なぜ女性は黒いのだろう。私の疑問に、明快な答えが返ってきた。「女性は本能で動くけれど、一般的には現実的と言われている。夢見がちなのに、理性がないといやらしい。心の底にどろどろしたものを持っているのに、現状をきちんと見据えている。黒は女性の象徴的な色ともいえる」。

どんなに美しく表面を整えた女性も、内奥には割り切れぬものを抱えている。それを普段は押し殺しているからこそ、服地の隙間から、秘めた思いがもれ出ているのである。もちろん、その精神世界は誰にでも見えるものではない。彼女の心眼が、それを捕らえているのである。エロチックなトルソーは、手足が取り払われ、観念と視線は自然に黒々とした腹の中に集中する。この仕掛けも心憎い。背後もカラフルで、360度楽しめる作品だ。

ほかにも「白い」肉体と「黒い」魂が半々に合わさった「表裏一体」、祖母の臨終に際し細胞の一つ一つが最後の整列をした「永眠」、何も映していないようで真実を見据える「心眼」など、代表作がある。いずれも、精神世界の表現に取り組んだ作品だ。普遍性、芸術性の高さはフランスでも評価され、国際的活動も期待されている。

常に新しい試みを模索し続けてきた彼女の作品群が、 今回、世界遺産の村である富山県南砺市の五箇山、相倉で展示されるという。長い年月、人間を包み込んできた伝統文化と、これから100年、人々の心をつかもうというモダンアート作家との対峙である。どちらかに軍配が上がるのか。それとも、両者は溶け合って、新たなハーモニーを生み出すのか。観に来られる方には、ぜひ、その真剣勝負の空気を感じ取ってほしい。なぜなら、彼女の願いは、ファンに驚きと感動を与え、楽しんでもらうことだからだ。「アート」に対する既成概念が打ち砕かれることは、作者にも、鑑賞者にもこの上なく楽しいことである。

毎日新聞東京本社
編集制作センター 記者

山崎 明子

https://ntmint.jakou.com/

 
 

枚方市総合芸術文化センターオープニング

 投稿者:玉本奈々  投稿日:2021年 9月12日(日)08時09分27秒
返信・引用
  取材&インタビューより始まりました枚方市総合芸術文化センター、オープニング展も、残り2日となりました。「画が輝いていました」など、多くの方からのお言葉を頂戴、またご来館頂けましてし、感謝いたしております?
改めまして、画の紹介を致します。

「月の輪」
50S
ミクストメディア
2020

満月に象られた丸みを帯びた形状。
子どもの服が、手を携えるように繋がり合い、満月に代わるとき。

https://ntmint.jakou.com/

 

玉本奈々 幻影Phantom

 投稿者:玉本奈々  投稿日:2021年 8月29日(日)18時34分3秒
返信・引用
  「とんぼ」
15S
ミクストメディア

アメリカの美術館の方からのメッセージです。
《左右対称の感覚の中に、表裏のように左右でテスクチャをガラリと変えている。その見る側への統一とズレが象徴を誘う。いい仕事だ。》

とんぼにもまた、左右に表裏が見られます。ですが、ある意味対称的。色彩含め、不思議とはよく言われますが、その不思議、象徴が際立つ画ではないでしょうか。

↓↓↓
玉本奈々 幻境 Phantom

企画:王麗欣 ?瑞琪
2021.8.4(水)- 9.5(日)
10:00 -17:00(定休日 月)
主催:株式会社 麗の會
共催 :チューリップテレビ   上海芸博会
后援: 北日本新聞社   中国.年代美術館
協賛:富山県芸術文化協会

担当者:水谷
Tel:090 2385-5919 maiI:Labella8868@163.com

會埸:麗の會
〒602-8112 京都市 上京区 西堀川通 下立売上る四町目 51 番地 105 号

玉本奈々は1976年、日本の富山県生まれ、現在大阪在住。現代の新鋭芸術家。
彼女の言語の多くは、彼女自身が抱く夢や幻覚に根付いており、繊維生地などの総合材料を使用しつつ、半立体造形や質感を創ることを得意としている。また絵の中に表出する凹凸のテクスチャに、効果的な彩やレンダリングを施し、自然の流れに合わせ色を千変万化させた絵画や立体、インスタレーションなどの作品を創作している。
近年、彼女の作品、特に色彩表現は業界で高く評価されている。日本、アメリカ、イギリス、フランスなどで頻繁に個展が開催されており、1998年から現在に至るまで、多くの大賞を受賞し、多くの機関に収蔵されている。また余暇の執筆やモデルなど、多岐にわたる仕事も注目を集めている。
この展覧会は中国最初の芸術博覧会である上海博覧会、中国年代美術館の強力な支持を得ており、将来、玉本奈々は日本、中国だけでなく、アジア全体にも注目されることになるだろう。

株式会社麗の會、オープニング作家の個展です。



玉本奈々-生まれながらのアーティスト

幼い頃に視力に問題を抱えていた。日本の新進現代美術家玉本奈々が育んだ無限の想像力や彼女自身のもつ色彩感覚、そしてファッションデザイナーとしての経験が相俟って、様々な素材を自由にコントロールすることが可能となった。彼女は創作の過程において、夢や潜在意識の表現が、色彩の中で自由に流れている。それは画に、万華鏡のような効果を生み出している。

王麗欣 Curator

Tamamoto Nana was born in Toyama Prefecture, Japan in 1976 and currently lives in Osaka. As an emerging contemporary artist, most of her contemporary language is rooted in her dreams and hallucinations. Tamamoto is good at using synthetic materials such as fiber cloth to shape semi-three-dimensional shapes and textures. Moreover, she is good at using splashing and rendering techniques on her paintings so that the colour flow naturally along with the uneven texture, which produced a kaleidoscopic effect to her easel paintings, installations and other works. In recent years, her works, especially color performances, have been highly praised in the art industry. Nevertheless, in Nana’s spare time, her writings and modeling works are also under the spotlight. She has been frequently invited to hold solo exhibitions in Japan, the U.S, the UK, France and other places. Since 1998, her works have won many awards and collected by many institutions.

https://m-exhibit.artron.net/exhibition-73084.html

 

玉本奈々 幻影Phantom

 投稿者:王麗欣  投稿日:2021年 8月27日(金)12時23分49秒
返信・引用
  ?一位?秀的??家都有其独特的?作方式和反?探索的?程,重要的是确定画什?,以及相??的意象。
玉本奈奈是能参透事物本?的有思想的??家。其?作的重点??不局限于眼睛所能看到的,而是向内?向??家心灵深?的東西。

??柳原正?
京都国立近代美??

麗の會ギャラリー??推薦玉本奈々(Nana Tamamoto)「幻境」展的作品。
題名:「Alphabetシリーズ D半月」「集積 あるふぁべっとのかたちたち」

72.7×60.6cm(20F) 2014
布 羊毛 ?脂 丙? 水彩
パステル、和紙、トレーシングペーパー


上弦の月
下弦の月

仮面の告白には物足りず
表層の半分は明るく輝き
表層の半分は姿を隠す

本心は秘め事の如く
美貌の半身で皆を照らし
万緑叢中紅一点
あくる日には姿を変えつつ
また私達をじっと見つめる

??玉本奈々

https://ntmint.jakou.com/

 

玉本奈々 幻境Phantom

 投稿者:Nana TAMAMOTO  投稿日:2021年 8月12日(木)18時07分20秒
返信・引用
  おはようございます?
昨日、オハイオ州の美術館「The cleveland museum of art」Directorより封書が届きました。私の書籍「集積 あるふぁべっとのかたちたち」を美術館に入れたとのことでした。

2019年刊行ですが、今だにしっかり動きがあり、有り難く思います?現在開催中の個展「玉本奈々 幻境Phantom」にも書籍収録の画が展示なされていますよ?

本日午後、在廊予定でおります。是非ご覧になられてください?
↓↓↓         ↓↓↓         ↓↓↓
幻境 Phantom
玉本奈々

企画:王麗欣 ?瑞琪
2021.8.4(水)- 9.5(日)
10:00 -17:00(定休日 月)
主催:株式会社 麗の會
共催 :チューリップテレビ   上海芸博会
后援: 北日本新聞社   中国.年代美術館
協賛:富山県芸術文化協会

担当者:水谷
Tel:090 2385-5919 maiI:Labella8868@163.com

會埸:麗の會
〒602-8112 京都市 上京区 西堀川通 下立売上る四町目 51 番地 105 号

玉本奈々は1976年、日本の富山県生まれ、現在大阪在住。現代の新鋭芸術家。
彼女の言語の多くは、彼女自身が抱く夢や幻覚に根付いており、繊維生地などの総合材料を使用しつつ、半立体造形や質感を創ることを得意としている。また絵の中に表出する凹凸のテクスチャに、効果的な彩やレンダリングを施し、自然の流れに合わせ色を千変万化させた絵画や立体、インスタレーションなどの作品を創作している。
近年、彼女の作品、特に色彩表現は業界で高く評価されている。日本、アメリカ、イギリス、フランスなどで頻繁に個展が開催されており、1998年から現在に至るまで、多くの大賞を受賞し、多くの機関に収蔵されている。また余暇の執筆やモデルなど、多岐にわたる仕事も注目を集めている。
この展覧会は中国最初の芸術博覧会である上海博覧会、中国年代美術館の強力な支持を得ており、将来、玉本奈々は日本、中国だけでなく、アジア全体にも注目されることになるだろう。

株式会社麗の會、オープニング作家の個展です。

玉本 奈々 1976年出生日本富山?,?居大阪。
当代新???家。她的当代?言大部分是根植于她的梦境和幻?,擅?利用??布料等?合材料塑造成半立体造型和?感,再在上面加以?彩和渲染,使?色在画中随着凹凸?理自然流??生千?万化的效果,来?作架上?画、装置等作品。 近年来,她的作品尤其是色彩表?方面得到了?内很高的?价。曾?繁受邀在日本、美国、英国、法国等地??个展,自1998年至今,作品??很多大?和被多家机构收藏。?暇?,常常?行写作和从事模特工作也同??受?注。

Tamamoto Nana was born in Toyama Prefecture, Japan in 1976 and currently lives in Osaka. As an emerging contemporary artist, most of her contemporary language is rooted in her dreams and hallucinations. Tamamoto is good at using synthetic materials such as fiber cloth to shape semi-three-dimensional shapes and textures. Moreover, she is good at using splashing and rendering techniques on her paintings so that the colour flow naturally along with the uneven texture, which produced a kaleidoscopic effect to her easel paintings, installations and other works. In recent years, her works, especially color performances, have been highly praised in the art industry. Nevertheless, in Nana’s spare time, her writings and modeling works are also under the spotlight. She has been frequently invited to hold solo exhibitions in Japan, the U.S, the UK, France and other places. Since 1998, her works have won many awards and collected by many institutions.

https://ntmint.jakou.com/

 

玉本奈々 東久邇宮平和賞受賞

 投稿者:Nana TAMAMOTO  投稿日:2021年 7月22日(木)22時00分38秒
返信・引用
  7月22日本日、東久邇宮平和賞を賜るはこびとなりました。
平和賞は、東久邇宮記念賞ならびに東久邇宮文化褒賞の両賞を受賞なされた方のみが推挙対象となり、受賞規約に基づき、審議会にて決定される最高峰の賞とのことです。
記念賞、文化褒賞に引き続きまして、平和賞3部門のトリプル受賞となりました。

慎んでお受けいたします。そして今後もおごることなく、精進、邁進して参ります所存です。

今後とも、皆様方、何卒よろしくお願い申し上げます。

「貴方は多年にわたり産業文化等の各分野において社会貢献に深く関わり指導教育につくされた功績は平和な未来を築く礎でありその夢は極めて大きくよってその善行を褒賞せられた」

https://ntmint.jakou.com/

 

つぼみ フランス共和国栄誉賞

 投稿者:Nana TAMAMOTO  投稿日:2021年 7月21日(水)13時54分10秒
返信・引用
  2000年代顔シリーズの紹介です。

「つぼみ」
フランス共和国栄誉賞
National Honorary Award, Gold Medal (France)
個人蔵

このフランスでの国際コンクールの最高峰の賞。前年度も受賞。

https://ntmint.jakou.com/

 

どんぐりの背比べ 版画にコラージュ 玉本奈々

 投稿者:Nana TAMAMOTO  投稿日:2021年 7月12日(月)09時04分36秒
返信・引用
  2000年代の顔シリーズの中の版画にコラージュのご紹介

「どんぐりの背比べ」
版画にコラージュ

https://ntmint.jakou.com/

 

(無題)

 投稿者:Nana TAMAMOTO  投稿日:2021年 7月10日(土)20時08分54秒
返信・引用
  2000年代の顔シリーズの紹介です。初期顔シリーズ代表作でもあり、私の著者であります「マスクの旅路」は、この「マスクの表皮」が画面より飛び出し、旅をし始める想像より創り出されました?

マスクの旅路はその後、書籍「シロアリの事典」の表紙として登場するなど、息の長い独自の方向性で楽しませてくれています?

8月4日より9月5日にかけまして、個展がございますが、その展が、この画含め、マスクの旅路の原画をご覧になれます最後になるかと存じます。また、詳細はお知らせ致します。

「マスクの表皮」
115×90
2002

https://ntmint.jakou.com/

 

玉本奈々 見つめるという呪術的作業

 投稿者:Nana TAMAMOTO  投稿日:2021年 7月 6日(火)14時41分4秒
返信・引用
  見つめるという呪術的作業

生命が沸き立つ感覚を知る喜びがある。そうした原初イメージを定着させるために、玉本は、画面に塗り込める鮮やかな絵具づかいと、その上に盛りつけるマチエールの対比という方法論を使っている。命の形を見えるものとするためには、この過剰な技法は必然と思わせる。

まず、「永眠」と題された作品は、溶融したアマルガムのような銀灰色の地の上に、赤く縁取られた紡錘状の存在が浮かんでいる。細胞や筋肉を想像させる輪郭線でありながら、その質感は生々しさよりも柔らかさと穏やかさをそのマチエールが伝える。もし死者の霊魂があの世へ旅立つ様を目にするなら、このように浮き立つ姿であるのかと思わせる。

次の「マスクの表皮」では、絵具で塗り込められて地となる無表情な顔の周りに喜怒哀楽を込めた無数の顔で埋め尽くされている。マスクと表側の人格だろう。しかし作家は人間存在を直視したときに現れる。多層な感情を顕わにし暴き出す。そんな根差しの力がこの作品の力となっている。

さて「見られている気がするけれど」において、その根差しそのものがテーマとなっている。向き合ったふたりが互いに見ているのはむき出しの顔=面差しである。見開かれた目と閉じられた目の表現の対比は、見つめ合うこと、すなわち見る/見られるとい向き合い関係の不可能性を露呈しているかのようだ。ここに描かれたユーモラスなように見える表情の表現は、他者と見つめ合うときに生じる歪んだ鏡像という関係の直截的な描写であろう。

次の2点「ムジナ」と「情」はどちらも緑と赤などの色彩の対比と空間の処理がリズムを作り出している作品である。仏語タイトルから、影響を与えて共振していく関係性にテーマを見てよいのかもしれない。「ムジナ」の群れ(であろう)が中央に作り出す空虚や、「情」で儚く途切れそうな処理からそれを感じ取ってみたい。

「千里眼」と「表裏一体」を見てみよう。これらのタイトルから作者は根差しの力を超えて、見ることの意思を表明している。 ここで見るとは目の働きではないことが明らかにされている。「千里眼」において細胞のようなもの(顔にも見える)が浮かびながら、赤と緑が画面に沁み出している。中央はまたしても複眼とでも呼ぶべきセル(細胞)の小部屋が並ぶ。眼というのは、全体は見るという複数の行為の集積であるのだろうか。この作品において見る/見られるの哲学が表明されている。「表裏一体」では全体においての対象性、細部における非対称性を駆使している。ここでも「見られている気がするけれど」と同様に、見る目と閉じる目の対比があるようにも感じられる。画面下方で滴るような赤い小胞は口腔でなく、もうひとつの目ではないだろうか。

最後に「密閉」ではあふれ出る人間の情念のようなものの視覚化に成功している。人間世界そのものが見えるならこのようなものだろうと説得させられる。素材の質感が柔らかな印象を与えていることが救いだろうか。

呪術的な反復は力をもたらす。シンプルに部分が繰り返されることで全体があふれ出すのだ。形を繰り返す玉本作品を繰り返し見つめることで、私たちは人の形の深奥にある姿を見出すことになる。

評論家
松井不二夫

「玉本奈々の世界」
福井市美術館個展風景

https://ntmint.jakou.com/

 

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