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仏教の概説書を知りたい
以下、希望の羅列になりますが、
よろしければお願いいたします。
・古い本でも良いです
・著者はひとり、可能なら日本人、一冊本。
・以下を扱っている
・ 仏教がどんな風土、思想で枝分かれしたか
・代表的な各著作について、根本的な視点(思想の原点?)は何で、他書のどんな点を批判したか
・その言句や、ほかに採り上げるべきな言葉や逸話は何か
・仏教全体の重要観念は何か、それに関連する言葉は何か
仏教があまりに広く、見るほど却ってわからなくなりそうなので、手助けとなる本が欲しく質問しました。
曖昧な点ございますがよろしくお願いします。
>>>管理人
仏教の神髄を会得する事は、大変に難しいようです。その証拠として、今現在の日本中で、何万人もの釈迦の弟子が存在していたとしても、釈迦の悟りを体得して、説明しうる人はいないように見えています(当方の不勉強かも?)
その難しさを簡単に説明したいと思います。悟りは『体得するもの』であって、本を読んで学べると云った類のものではないからです。
例えるなら、水泳を学問や本を読む事で泳げるようになる事を意味します。
幾ら沢山の本を読んだところで、水に入る事によって学ぶ事にはかないません。何の仕事のコツを学ぶにしても同じです。
こう云ったコツを学ぶと云う意味は、脳の無意識の領域にまで分け入って、教えると云う意味があります。
こういう意味から、知識とか本を読むと云った学問や学びでは、肝心な悟りを開かせる事が出来ない理由になっています。
処が釈迦は、さほど頭が良くない者とか、仏教の悟りに付いて才能がない者にも、悟りを開く機会を与える方法を、残しています。それが禅と云われているものです。
心から心へ、直接『仏の心を伝える宗』という意味で『仏心宗』と呼ぶ事もある様です。
その中での『禅問答』というものがその性質を、言い表しています。その内容の奇天烈さとか、訳の分からな無さが示していますが、この訳の分からなさが、逆に説明をしやすくしています。
禅問答は、普通の考え方をしている間は説く事が出来ません。普通の考え方から離れて、思考出来ない方の脳の機能に考えさせる事が出来た場合に完成します。
つまり禅問答が解けると云う意味になります。是は人間の考え方の変更以前の話になります。
人間がものを考える以前の話という意味です。
悟りを開くと云う意味は、修行者が『自身の仏性と出会う』という意味があります。仏性は思考をする『我』が左脳の意識であるのに対して、右脳の意識です、言い換えるなら『無意識に存在している意識=機能』です。
『無意識の意識は』、自意識では意識する事は不可能です。この事を、初めの内釈迦は説明してわかってもらえないと、考え込んで、説法を否定したようです。
参考になる文献としては、鈴木大拙博士の著作集が良いと思います、博士その人は25歳位で『見性体験』を持っていますので、書く文章の何処を取っても、無駄なものが無いように書いています。
大事な所を強調をして書いて呉れています。
博士のお陰で、恐怖症から解放された経験が在ります。死の恐怖から18年もの間苦しめらられた経験ですが、自身の『無意識の中にも意識が在った事』を体感した瞬間に、心身脱落脱落心身を、体得した瞬間でした。
それ以後は、大安楽の境地で暮らす事が出来ています。
余談になりますが、右脳の機能は人間の無意識を司っていますが、同時に身体の機能と運動の機能と、身体の生命維持機能も司っています。
赤ん坊が学ぶ以前から、生命維持活動、もっと言うなら、生命発生活動でさえも知っていて、細胞分裂でさえも知っている事実があります。
そうして右脳の機能は、永遠の意味をよくよく知っている事も分かります。従って、死によって失われる筈の自身の身の回りの事でさえも、右脳の働き(仏性)に任せておくなら、OKと分かります。
科学者が証明している動画です。詳しくは脳科学者です。
脳卒中になったために、右脳の自分と左脳の自分をうまく表現している動画です。是は1/2ですので、2/2も探して見て頂けるならもっと良く理解出来ると思います。
この回答へのお礼
ありがとうございます。
体得が大切のことは私も同意します。
私は仏教の中では禅を原文によりいちばん見ておりますが、
しかしすべての人に禅が向いているとは思いません。
また、仏教に限りませんが開宗以来、あまり人を救い得ていないことも気になります。(もちろん救われた人はいます)
そのため、ひとまず他宗を含め、全体を掴みたいと思いご質問した次第です。ありがとうございます。
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