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今回のような事故は、カーバーであれば誰にでも起こりうるものであったと思います。そしてどれだけ安全に留意していても、起こったからこそ事故なのです。
事故のその瞬間、いったい何が起こった?というのが分からず、後で考えたらこうだったのだろうという状況があると思います。
喜多誠さんの場合も、練習に練習を重ねた上でのカットであったのに事故になった。今回怪我をされたカーバーの方も、チェンソーのノウハウをよく知っていた中で事故になった。
カーバーなら、誰しもが事故を起こす可能性があると言うことを、十分に理解していなければならないと思います。
僕は彫るときに(特にショーの場合)、自身の怪我は自分だけのものでは済まされないと思っています。会の主催者にはもちろん、ひいてはチェンソーアート=危険のイメージを残しかねないと思っているからです。その覚悟で毎回ショーに臨みます。
それでも事故は起こるものと思っています。
あくまでもチェンソーは道具です。100%の信頼はできないものです。使い手によって如何様にも変化します。 美しい彫刻を生み出すのも、危険な道具として認識されてしまうのも使う側によります。
カーバーとしてそのように考えています。
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