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ここしばらく、長期国債金利は下がっていました。
主な理由は、株価の下落。株が下がった分の資金が、国債へ流れた。で、国債を買う人が多ければ多いほど、金利は下がるので… って感じです。ですが、ゼロ金利政策の解除が原因でしょうか? 再び、急上昇しています。
因みに、直接は関係ないですが、その株価に関連する話も、一応は書いておこうかと思います。
都市に人口が集中する理由。それは、人が多くいる事が、人を集める力を強くするから。元々、ある程度は人が多くいる地域があったとします。すると、人が多くいる要因で、その地域は他よりも、人を集める力が強くなります。すると、他よりも人を多く集め… 以下、繰り返しで乗数的に…
……てな感じで、都市に人口が集中する事を説明できるのですね。
さて。
これと同じ理屈で、富が一部に集中する理由も説明できます。
典型的なのは金融。
金融資本は、多くあればあるほど有利である事が知られています。すると、もちろん、お金があればあるほど、お金を多く集める、という現象が起きる事になります。
これは、純粋に何の不正もなく、金融取引を行った場合でも起きる現象だと言われているのですが、現実社会だと、更にここに不正が発生します。
多くの資本を蓄えれば、それに伴って権力も強くなります。すると、株のインサイダー取引や、企業業績を表面上好調であると偽る事も可能で、それによって有利に取引を進められます。簡単に例を出すと、業績の悪化を誤魔化して情報を提示、無理矢理に株価を上昇させ、自分の持っている株を売却、お金に換えます。その後、正しい悪化している情報を開示して、株価は暴落。自分自身は会社を辞めて豪遊… なんて、事もできちゃうし、実際にやっている例もあるんです。
因みに、共産主義社会でも、これと同じ事、つまり、権力を握ったものが、不正を行って自分達に有利な状況を作り出し… ってな事が起こりました。その結果、富は一部に集中したんですね。で、皮肉な事に、資本主義の中でも、これと同じ事が起こっている。金融が主役になって権力構造が支配する企業内は、共産主義の状態にそっくりなんです。
つまりは、封建制度だろうが、共産主義だろうが、資本主義だろうが、権力が一部に集中する仕組みを持っていれば、同じような支配体制になるって事ですね。
この話は、主にアメリカの話ですが、日本でも起こり始めています。ライブドアショック。村上ファンド。が、有名な訳でが他でも、色々あるみたいです… 更に、そういった共産主義っぽくなっちゃった企業は、本業を疎かにする場合がたくさんあるので(これもライブドアで有名ですね)、製造業が衰退していく事にもなるんです。そして、そんな企業が増えれば、社会も不安定になる。もちろん、政治との結び付きが強くなれば、最悪… (アメリカは、だからちょっと怖い)
今、株ブームと言われていますが、正直、止めておいた方が無難です。極一部に成功例もありますが、一般の人が株を始める場合、何もかもが不利な状況下からの出発になります。長期的なスパンなら、実体のない誤魔化しな株価に投資しているかもしれないので、自分の買った株がいつ暴落するか分からない、短期的にギャンブルとしてやるのなら、情報操作を行える相手とやる事になるので、イカサマをやっているのが分かっている相手と勝負しているようなもんです。
それと、経済アナリストも、金融機関出身の場合は、ほとんど、自分達の有利になるような事しか言いません。一般の投資家を騙して、たくさん取引させようとする為に。だから、例え全体の株価が上昇していたとしても、それが本物かどうかは全く分からないんです。
民主主義になって、以前の時代に比べれば、富は平等に分けられるようになりました。これは、民主主義が富を持った人にも、貧しい人にも平等に権利を与えたからです。これによって、富を持てば持つほど、富が集中する、という現象が起こり難くなったんですね。これからの社会を考えると、これと同じ作用を、どう活かしていくかが重要になるんじゃないかと僕は考えています。
あ、付け足し。
元々の、アダムスミスの考えは、複雑系科学でいう自己組織化現象というものを利用するものでした(もちろん、当時にその概念はなかったのですが)、ですが、権力構造になってしまっている資本主義には、その効果はありません。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/take-t/
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