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何度か取り上げましたが、自己組織化現象と呼ばれるものがあります。
要素が何の設計図もリーダーもなしに、相互作用して、自動的に組織化していく現象を指すのですが、実は多くの自然現象にこれは関わっています。
物質が集中して、惑星ができる。その惑星が、恒星を中心にして回り始める。
アリの組織的な行動。
雪の結晶。
他にも、台風や竜巻の生成や、生物の身体が作られる過程などなど…
数え上げればキリがありません。
もっとも、その効果は有益なものばかりではないのですが。
台風なんて、誰も発生して欲しいとは思わないでしょう。
そして、人間社会にもこの自己組織化現象は起こります。
代表例は、権力の集中でしょうか?
権力を手に入れたモノが有利になり、更に権力を手に入れる。
という正のフィードバックが起こって、権力が集中して巨大化していくのですね。そして、圧政を敷くようになる。
さて。
この自己組織化現象という概念はなくても、資本主義の発想は、この自己組織化現象を有効利用してやろう、というものでした。
需要と供給のバランスで、市場が安定する(負のフィードバック)。
貢献している企業が生き残って、生産物の質が良くなる。など。
ただし、前述しましたが、自己組織化現象というものは、常に有益に働くという訳ではないのです。
この原理が通用しないものもある、というか、悪く作用するものもあるのです。
例えば、ゴミ処理。
委託する側にとって、ゴミ処理という”生産物”の品質はあまり重要ではありません。その選択基準は、”安さ”だけです。すると、安さだけで業者を選ぶようになってしまいます。
早い話が安く引き受けて、不法投棄するような業者がたくさん現れてしまったのですね。
この問題点を解決する為に、今はゴミを排出する側に責任を負わせる制度になっています。
他にも、何度か話していますが、金融にも自己組織化現象は悪く作用します。
正のフィードバックによって、株価が高騰し、ある日崩壊したりして、社会を不安定にする(最近もありましたね…)。
資本主義… 市場原理の有効性を主張する人達の一部に、こういった自己組織化現象のマイナス面を観ず、それを妄信する傾向があります。
(特に金融経済で多く観られる)
根拠も証拠も考えずに、それをただ信じるのであれば、それはむしろ宗教でしょう。
(まぁ、実際に金融経済に対して、”カルト的”という批判があるのですが)
マイナス面を抑えながら、それをいかに有効活用するかを考えるべき。
少なくとも、僕はそう思います。
話ついでに触れておきますが、
共産主義経済
というものが存在すると思っている人は、世の中にたくさんいると思います。
しかし、どうやらそんなものは存在しないらしいのです。
(飽くまで、僕が参考にした本にそう書いてあっただけですが、僕はその内容を見つけた事がありません)
マルクスは資本主義を否定しましたが、否定しただけで、具体的な共産主義経済制度というものを考えた訳ではないというのですね。
これこれこういう理屈で、こういう制度にすれば社会は上手くいくはずだ、なんて共産主義の理論は誰も提唱していない。そういう意味では、共産主義制度の国なんてものはそもそも存在しないのです。
だから、共産主義制度は、否定も肯定もできない。
理念だけがあって、まだ、生まれてすらいないから。
極論かもしれませんがね。
だから、もしも自分は共産主義者だって人がいたら、まずはその理論から考えてみるべきって事になるのかもしれません…
ま、何か一つの主義に拘る意味なんて、ほとんどありませんが。
どんな発想でも、世の中を良くするのに役立たせられるのなら、どんどん活用するべきでしょう。
余談ですが、民主党が円高容認しているのが何故か分かりません。
容認というか、むしろ喜んでいるようにすら思える。
何かあるんでしょうか?
普通に考えるのなら、輸入品が安くなるのと、海外で金を使うのに有利になる…
何かあるのかなぁ?
http://www003.upp.so-net.ne.jp/take-t/
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