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城島健司捕手(33)が27日、福岡市内のホテルで阪神と2度目の交渉を行い、終了後の会見で入団を表明した。阪神側は南信男球団社長(54)と星野仙一SD(62)が出席して獲得への熱意を示した。推定で契約金、出来高払いを含む4年総額28億円での契約となる。今季4位に沈んだ猛虎に攻守の要が加わった。
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古巣への愛着は今も胸に残っている。育ててくれたソフトバンク・王会長への恩義も決して忘れてはいない。ただ、自分を必要としてくれる虎の熱意、いち早く動いた虎の誠意が城島の心を動かした。「阪神にお世話になろうと決めました」。こう言い切ると、無数のフラッシュにもひるむことなく、じっと前だけを見つめた。
20日の退団表明から城島の心は激しく揺れ動いた。「正直、自分としては悩みました。王さんと会って正直、心も動きました」。24日に福岡市内の料亭で恩師からラブコールを受けたことで、古巣への復帰に傾いたこともあった。だが「一番最初に手を挙げてくれて、一番最初に交渉の席を設けてくれた。素直にお世話になろうと決めました」と決断に至った経緯を明かした。
決意したのは26日夜。強固な師弟関係で結ばれている王会長には、最初に電話でその思いを伝えた。「本当は交渉のテーブルに着いて話をしたかった」と言われたそうで、福岡のファンから「帰ってきてほしい」との声も胸に響いた。それでも「その上で決断したわけですから。後ろを振り向いてはいけないですし、阪神のために力になる」と語った城島の表情はすっきりとしていた。
阪神についてのイメージはまだわいていない。ただ「何で真弓さんがジョーと言われるのかは聞かないといけない。ものすごく今でも不思議なので。ジョーが2人いたら困ると思うので、僕が名前を変えなきゃいけない(笑)」。報道陣の笑いを誘う一方で「阪神に行くことは新たな挑戦。野球選手としてもう一度、この年齢で挑戦できる。マイナスなことではない」と一から出直す新天地に思いをはせた。
実力、実績、メジャーでの経験から、逆襲を目指す真弓阪神の中核となることは間違いない。「内気で内またとは僕のこと」と自己分析するが、チームを引っ張る資質は十分に兼ね備えている。
「阪神ファンのみなさんが『城島を獲って良かった』と言ってもらえるくらいの成績を残して、大声援を受けたい」と活躍を誓った城島。必ず虎を変えてくれる-。そう信じて疑わないほど頼もしい男が、猛虎軍団に加わった。
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